AbemaTVは、PCやスマートフォンのアプリで20チャンネル以上のテレビが視聴できる、会員登録不要の無料サービスです。
今はスマホの時代と言われていることもあり、PCよりスマホでAbemaTVを視聴する人が多いんじゃないかな?と推測しています。
Wi-Fiルーターを契約している人ならまだしも、Wi-Fi環境がなく、7GB制限、3GB制限などの料金プランを組んでいる方は、どれくらい視聴できるのか気になるところですよね?
そこで今回は、AbemaTVの視聴がどれくらいの通信量を消費するのか詳しく調べてみました。
スマートフォンメインでAbemaTVを利用される方は、是非参考にされてください。
この記事の目次
ルール
通信量の計測は以下のルールに従って行っていきます。
- 使用する端末はiPhone6s
- auのモバイル通信4G回線を使用する
- 計測時間は15分
- 自動で最適化~最低画質まで6種類の画質全ての計測を行う
- 番組はAbemaNewsを使用する
今回、通信量を計測するのに使うアプリは以下の4つです。
- 通信量チェッカー(メーター、グラフの両方で確認出来る)
- カナヘイの通信量チェッカー(可愛いキャラクターが上限をを教えてくれる)
- My DataManager(シンプル、使用予測量を表示してくれる)
- 設定(iPhoneに最初から入っている)
1つだけのアプリに頼ってしまうと、本当に正しい通信量なのかわからなくなってしまうので、敢えて4つ使うことにしました。
4つ目の『設定』は、iPhoneの設定から通信量が見れるものになり、他は全てApp Sotoreから無料でインストールできるアプリです。

『設定』→『モバイルデータ通信』→『現在までの合計』から確認することが出来ます。
この4つのアプリを使い、iPhone6sでAbemaTVのアプリを使用し、自動で最適化、最高画質、高画質、中画質、低画質、最低画質の全てを計測していく。
計測時間は全て15分ジャスト。AbemaTVは全部で22チャンネルありますが、チャンネルよって通信量が異なると思いますので、全てAbemaNewsで計測をしていきます。
同じチャンネルと言えど、毎回表示されている画面が違うため多少の誤差は出てくると思いますが、その辺は見逃してやってください。
それでは早速ですが、計測結果を発表します。
通信量の計測結果
画質\アプリ名 | 通信量チェッカー | カナヘイの 通信量チェッカー |
My Data Manager |
設定 |
自動で最適化 | 82MB | 79MB | 79MB | 76MB |
最高画質 | 285MB | 272MB | 272MB | 264MB |
高画質 | 183MB | 175MB | 175MB | 170MB |
中画質 | 79MB | 75MB | 75MB | 73MB |
低画質 | 78MB | 73MB | 73MB | 70MB |
最低画質 | 73MB | 71MB | 71MB | 68MB |
合計 | 781MB | 745MB | 745MB | 721MB |
AbemaTVはデフォルトでは『自動で最適化』に設定されています。これが恐らく最低水準以上の画質であり、通信量をあまり消費しない設定だと思います。
最高画質になると、270MB以上の通信量を消費しています。1GB~3GB辺りの料金プランに加入している方は、見逃せない数値ですね。
高画質になるとガクンと約100MB近く消費通信量が下がり、高画質から中画質でも同じく100MB近くの違いがあります。
中~最低画質の通信量は微妙に減っていきますが、数値を見る限りではほとんど変っていません。
また、使っている端末にもよると思いますが、私が使っているiPhone6sでは、中~最低画質で画質にあまり差は感じられませんでした。
さすがに高画質~最高画質だと文字や画面全体がクッキリして見やすくなりますが、通信量の消費が半端じゃないですよね。
ちなみに『自動で最適化』は、各通信環境に合わせた画質で再生してくれるため、通常は手動で最高画質に変える必要がなかったりします。
今回『自動で最適化』で15分視聴した時の平均通信量は80程度でした。
ですが、さらに通信環境が良い場所で視聴すればもっと通信料を消費することになると思いますし、通信環境が悪ければ消費量を抑えることも出来るはずです。
以下、今回使用した4つのアプリで計測した通信量の平均値を元に、各画質でAbemaTVを視聴した場合、1GB~10GBの通信制限でどれくらいの時間視聴することが出来るのか、テーブルにしてまとめてみました。
※おおよその目安として考えてください。
通信制限\画質 | 自動で最適化 | 最高画質 | 高画質 | 中画質 | 低画質 | 最低画質 |
10GB制限 | 31.6時間 | 9.2時間 | 14.2時間 | 32.9時間 | 33.8時間 | 35.2時間 |
8GB制限 | 25.3時間 | 7.3時間 | 11.4時間 | 26.3時間 | 27時間 | 28.2時間 |
7GB制限 | 22.1時間 | 6.4時間 | 9.9時間 | 23時間 | 23.6時間 | 24.6時間 |
5GB制限 | 15.8時間 | 4.6時間 | 7.1時間 | 16.4時間 | 16.9時間 | 17.6時間 |
3GB制限 | 9.5時間 | 2.7時間 | 4.3時間 | 9.9時間 | 10.1時間 | 10.6時間 |
2GB制限 | 6.3時間 | 1.8時間 | 2.8時間 | 6.6時間 | 6.8時間 | 7時間 |
1GB制限 | 3.2時間 | 0.9時間 | 1.4時間 | 3.2時間 | 3.4時間 | 3.5時間 |
Webページを閲覧するよりも、画像を閲覧するよりも、何よりも通信量を消費してしまうのが動画です。
例え10GBの料金プランであっても、最高で35時間程度しか視聴することが出来ません。1日に換算すると1.5時間くらいですね。
たまに視聴する程度の方なら、3GB制限くらいでも最高画質や高画質に設定しない限り大丈夫だと思いますが、毎日のようにAbemaTVを利用したいと思っている方は、モバイルルーターの契約をおススメします。

最後に
スマートフォンでテレビが視聴出来るようになったのは喜ばしいですが、一番の壁になるのが通信量です。
毎日3時間以上視聴する方だと、10GBを契約していたところで全然足りません。YouTubeにしろニコニコ動画にしろ、動画をヘビーに視聴するならモバイルルーターは必須の存在です。
通信量が上限に達してしまいその都度イライラしているよりも、モバイルルーターをGETして毎日快適に視聴出来た方が良いに決まっていますからね。
購入するほど金銭的な余裕がない。という方は、Wi-Fiが利用可能な施設なお店に足を運ぶ。というのも1つの手です。
ちなみに割と短めのこの記事、調査の時間を含めたら4時間くらいかかってます。意外と大変なことに気付きました(笑)